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箱外にっき

ただの日記

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2024/05/16(Thu)23:30

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蒸し風呂・・・

2006/07/13(Thu)21:59


私立高校っていいなぁ・・・
冷房完備とかすっごく羨ましい

最近暑くて仕方が無い日々が続いております
本気でなんでこんなに暑いんだと文句ばかり考えてますよ
とりあえず、全部地球温暖化の所為ってことにしておこう

気が乗ったので超短編を書いてみようかと挑戦。




一面に広がる緑色の絨毯の中、一本茶色の線がある。
土を固めただけの拙い道は、まっすぐと伸びていた。
遠くにバラバラと背の高い木が生えているが、道の近くには無い。
人の手によりそうなったわけではなく、自然になったものだろう。
そんな道に、一つの影があった。
ある程度大きなリュックがその背にはある。
人影はのんびりと、それでも十分な速さで歩いていた。
リュックの上にある魔法使いのような格好をした人形が、歩くたびに少し揺れる。
そのリュックの持ち主は少し長すぎるくらいのコートを羽織り、茶色の帽子を被っている。
年は大体13,4歳といったところで、腰には2丁の銃がホルスターに納まっていた。
「あのさ、ロク。この道どこまで続くわけ?」
人形が不満そうに言う。
「さぁ? それはこの道を通った事のある人しか知らないよ、ヒフミ」
ロクと呼ばれた人影は、歩みを止めることなく答えた。
「無謀だって、それ。大体この先に町とか村があるとは限らないってのに」
「無ければ適当に動物を狩る。それだけの話だよ」
「なんでそうロクは無計画・・・って落ちる! 揺らさないでって!」
ロクがわざとらしくリュックを背負い直した。
それにヒフミが叫んだが、無視して歩き続ける。
しばらくブツブツと文句を言っていたが、ふとヒフミがそれを止めた。
「僕の勘も捨てたものじゃないだろ?」
「わービックリ。本当にあったし。愚者も一得ってやつ?」
「何ソレ?」
「どっかの国の諺」
ヒフミは仕返しとばかりに、冷たく返した。

続く?

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